妊娠・出産・育児の記録

ちびまる子ちゃんの妊娠&出産記。ユルい感性でオープンにつづられた「そういうふうにできている」【ブックレビュー】

AYAKO
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そういうふうにできている
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AYAKO
埼玉生まれ。さすらいの星よみライター。 2010年〜2015年、インド、ニューデリーの地で修行(仕事)に励む。日本語フリーペーパーの編集などの仕事に携わり、2015年秋にチベット人の彼と結婚。日本に帰国。 占星術をもとに日々をつづるブログ「CHARKHA NOTE」およびマクラメ天然石アクセサリーと占星術鑑定のネットショップ「CHARKHA STORE」を運営。

おもしろい。

友達に勧められて読んだ、さくらももこさんによる妊娠&出産エッセイ本「そういうふうにできている」。

妊娠エッセイというと、あれがつらかっただの、これが大変だっただのって話か。

あるいはマタニティハイになってやたらと「女性性!!(キラキラ)」「宇宙!!(キラキラ)」「母になる喜び!!!生命の神秘!!!太古の感覚を呼び戻す体験!!!」みたいな話が多いんだけど。

この「そういうふうにできている」は、そんな妊娠&出産本とは一線を画しているような気がする。

いや。よくよく内容を思い返せば、この「そういうふうにできている」もまさにそういう内容が書かれているのだけれど、何かが違うような。

「妊娠&出産」っていう一般的な体験を、ちょっと斜めから観察して独特の感性で切り取り表現したような感じ。

とでも言いましょうか。

まさにちびまる子ちゃんがおとなになって妊娠した!って感じのエッセイです。

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「そういうふうにできている」のざっくりした内容と感想

そういうふうにできている」は、ちびまる子ちゃんの作者でおなじみのさくらももこさんによる妊娠&出産にまつわるエピソードや独特な宇宙観のようなものがつづられています。出産されたのが1994年ということで、もう20年以上も前の話みたいですね。

妊活、産院さがしに便秘、つわり、マタニティブルー、帝王切開による出産に命名。

一般的な妊娠あるあるエピソードなんだけど、斜に構えた表現が笑いを誘うというか。

たとえば、妊活をはじめるということで産婦人科の検診を受けた際には、

内診というものは、自分でも見たことのない尻の穴周辺の体の設備を初対面の医者に見せるという、およそ愉快とは程遠い行為である。

とか。

テスターで妊娠が発覚し、産婦人科でのはじめての検診については、

お婆さん(お医者さん)は「おめでとうございます。よかったわね」と言ってくれた。
そういえば、妊娠はおめでたい事なのだ。一般に“おめでた”と呼ぶほどこれはおめでたい事なのだ。私は気が動転していたためすっかり忘れていたが、お婆さんの一言でおめでたい事を思い出した。

なんて具合。

一番笑えたのは、生まれたあとの子どもに対する感想。

帝王切開による出産後、予想していたような「出産後の大感動」が起こらない自分に対して、

私はこんなにも無感動だったのであろうか。自分の感性の粗末さに軽く失望を抱いた。
傍らのベッドで眠る赤ん坊に、とりたてて特別な愛情さえ湧いてこないのも奇妙な気がしていた。
だが、考えてみれば私は誰に対してもいきなり愛情ホールインワンというふうにならないタチであることを思い出した。

元来人見知りをする方であるし、今日初めて会ったひと(赤ん坊)から「はい、じゃ一発愛情よろしくっ」と言われたからって、さっき会ったばかりなのだから急に愛せるわけがない。

と表現している。

素直すぎでしょ。笑

そう、「そういうふうにできている」に書かれていることって、すごく素直な感想なんですよ。

私自身も、妊娠したからって「生命の神秘!!(キラキラ)」「女は妊娠によって真に生まれ変わるのよ!!!(キラキラ)」みたいなマタニティハイな感覚がまったくなく。

妊娠にまつわる本や雑誌をめくってみても、そこに書かれていることと自分の感覚のあいだに温度差を感じていたので。

そういうふうにできている」のような素直な感想を読むと逆にものすごく共感できるのです。

世間の妊娠や出産に対するキラキラ感に共感できない方はぜひさくらももこさんの「そういうふうにできている」、読んでみてください。

そうそう、ちなみに。

そういうふうにできている」には山口百恵さんと息子の三浦祐太朗さんが出てきます。

産む場所を決めるのに山口百恵さんに相談したというエピソード。もうすっかり三浦祐太朗さんも大きくなって歌手として活躍されてますもんね。

余談。古本に書き込み多すぎる件。

今回、「そういうふうにできている」はAmazonで中古本で購入したんですけど。

状態が「良い」という評価だったのにも関わらず、めっちゃくちゃ鉛筆による線や書き込みが多かった(汗)

そういうふうにできている
なぜそこに線を引いた、っていう。。。

カルコスってなんだよ。
そういうふうにできている
と思ったら、古本屋さんの名前みたいですね。。。

これはいかんでしょ、私はわざわざ最安値のものでなく「良い」評価の中古本選んで買ってるし。

と思って、Amazonで★1評価でレビュー書いたんですよね。

そうしたら。

後日、何も頼んでないのに返金され(300円くらいなんだけど)、

さらに「返金しました。可能であればレビューを修正か削除して頂けるとありがたい。」

といった内容の連絡が業者から届き。

いやいやいや、それはどうなんだ?返金したからレビュー書き直しって何?購入時の正直な感想がレビューでしょ?返金してもらったので★5つにします!なんておかしいよね??

と思って、モヤモヤした。

おわり。

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埼玉生まれ。さすらいの星よみライター。 2010年〜2015年、インド、ニューデリーの地で修行(仕事)に励む。日本語フリーペーパーの編集などの仕事に携わり、2015年秋にチベット人の彼と結婚。日本に帰国。 占星術をもとに日々をつづるブログ「CHARKHA NOTE」およびマクラメ天然石アクセサリーと占星術鑑定のネットショップ「CHARKHA STORE」を運営。

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