臨月に土偶のような腹を愛しく思う日々。縄文時代の人は“わかってた”のです!

2018年7月3日〜9月2日まで東京国立博物館で開催されている「縄文展」。
この展覧会に合わせて、NHKの歴史秘話ヒストリアという番組で「縄文1万年の美と祈り」というテーマを取り上げていました。
土偶は妊娠した女性を像にしたもので、土偶のおなかにあるのは、妊娠すると腹部にあらわれる「正中線」なのだとか。
さらに土偶は、「死と再生の象徴」であり「女性性の象徴」でもある月を見上げてるとか。
画像参照:北海道Likers
もう縄文人はすでに“わかっていた”んだな、と思わざるを得ないポイントが満載でした。
太古の昔は、生命を生み出すことのできる女性のほうが崇められていたんですよね。
ところが、女性がリスペクトされる風潮のなかでイジケだした男性が「天皇制」を編み出し、次第に男性優位の社会を築いていったと、どっかで読んだ気がする。
天皇制の支配が及ばなかった沖縄では、今でも女性しか立ち入れない御嶽(うたき)という祈りの場が点在してるね!
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生まれてきたら土偶腹ロスを感じるかもしれない。
さて。話を本題に戻しましょう。
臨月を迎えた私のおなかも、正中線が表れ丸く大きくなって、まさに土偶状態です。
画像参照:茅野市尖石縄文考古館
はやくスッキリしたおなかを取り戻したいような。
でも、この9ヶ月くらいのあいだ24時間ずーっと一緒にいた生命体が出てきてしまうのかと思うと、なんだか寂しさも感じはじめる。
土偶感満載の丸いおなかにも愛着がわき始めた。
生まれてきたら、「土偶腹ロス」とも呼べるような喪失感を感じるかもしれない。
残り少ない土偶期を精一杯楽しんでおこうと思います。