【出産体験記4】産後の出血が大量に…もうどうにも止まらなかった件。【悪露】

陣痛開始から分娩までおよそ6時間の出産。
高血圧の症状はあったものの、私の今回の出産は、初産婦にしてはスムーズに進み、十分に「安産」だったと言えるのではないかと思う。
しかし。
大変だったのが出産した当日の夜。
人生初の貧血フラフラ状態を味わったのです…。
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出産後の出血(悪露)が大量すぎて止まらなかった件
出産後は悪露(おろ)と呼ばれるドロドロの血液が排出されます。
めっちゃ血液量の多い生理中の状態みたいな感じです。
通常の生理用ナプキンでは収まりきらない量なので、産後すぐは産褥ショーツという防水仕様の下着をはき、座布団のような巨大な産褥パッド(お産パッド)を取り付けておきます。
出産当日。朝5時に子供を産み、ほとんど休む間も無く昼頃には赤ちゃんへの授乳指導があり。
それ以外にも1日のうちに何度も血圧をはかられたり、取り付けられた点滴がなにかの不具合でピーピーと繰り返し鳴り出す始末で(自分では止め方がわからない)。
股の痛みに耐えながら点滴をうまく転がしつつトイレに行ってめっちゃ時間をかけて排尿済ませたり。
出産直後でもまったく心も体も休まらない入院ライフ。
そして、夜に事件は起きたのです。
ベッドに横たわり、しばしの休憩を取っていたところ。
バシャッ
とまるで破水したかのような大量の血液が漏れ出した感覚を覚える。
下着に巨大なパッドは取り付けていたけれど、確実に収まりきらない量。
腕に点滴の取り付けられた状態で身動きも自由に取れない中、すぐそばのトイレに行くまでの間にも容赦なく大量の悪露がダラダラ出てきて自分ではコントロールできない。
ゴロッとゴルフボールくらいの血の塊が出てきたときには、さすがにヒイィッってなった。
あっという間にトイレは血まみれスプラッター状態になり、手持ちのパッドはすぐに底をつき。
やばい。
とりあえずトイレを掃除せねば。替えのパッドを買いに行かねば。
なんて焦っていたのですが。
さすがに血が出すぎたのか、ふらふらっと軽いめまいを覚えて床にへたりこんでしまった。
ちょうどその時。赤ちゃんを夜間預かるために助産師さんが部屋に来たので、事情を報告。
大量の血まみれパッドの残骸とスプラッター状態のトイレをみられ。
その夜は、ほぼ1時間ごとにベッドの上で腹を押されて出てくる血液の排出を促されることに。ベッドの上でパンツを脱がされはかされパッドを替えられ、診察室への移動は車椅子で、という要介護状態に。
胸と指先に心拍数をはかる装置をつけられるし、空いている方の腕にも点滴入れるための針を装着されるし。
全身からあらゆる管がのびるサイバーパンク仕様になってしまった。
助産師さんからは、
「何かあった時は自分でどうにかしようとせずにちゃんとナースコール使って呼んでくださいね」
とお叱りを受ける。
はい、ごもっともです。
妊娠中の健診や今回の出産入院の体験を経てあらためて気がついたのですが、
私は人に素直に助けを求めるのがどうも苦手らしい。
心配も不安も体の不具合も、自分で自分の弱い部分を認めたくないというのもあり、
「大丈夫でーす。何も問題ありませーん。」
と、隠してしまう。
自分の弱さを認めて打ち明ける勇気をもとう。これからは。
…というわけで。
大きな病気や怪我とは無縁に生きてきた超健康体な私でも、妊娠&出産においては予想外の症状や不具合、不調の連続でした。
これから初めての妊娠&出産を控えている方は、無理せずしっかり自分の心と体に向き合い周りの人にガンガン頼っていきましょう!